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【2018最新】必要な書類は何?中国就労ビザ(Zビザ)の申請方法

去年から中国で暮らし始めているのですが、この度、中国の就労ビザを取得することになりました。

  • 旦那様→就労ビザ(Zビザ)
  • 私→家族ビザ(S1ビザ)

代行業者を使わずに全て自分で申請を進めましたが、この度、無事にビザを取得する事ができました。

この記事では実際に私が行った手続きの流れを紹介したいと思います。

※この記事はあくまでも私個人が大使館やビザ申請センターのホームページの情報を基に2018年4月に作成したものです。最終的な判断はご自身でお願いいたします。何卒ご了承くださいませ。

Zビザ取得までの流れ 

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こちらが、Zビザを取得するまでの大まかな流れです。

①〜④の認証に関わる申請は時間がかかるので優先的に進める必要があります。ビザ取得までにかかる日数ですが、私の場合は、1月中旬から手続きを始めて3月末にビザがおりました。

順調にいっても、2ヶ月はかかる覚悟はしたほうがいいかもしれません。

ここからは、各項目ごとに手続きの方法をまとめます。

①卒業証明書

必ず、和文の卒業証明書を取得してください。

卒業証明書は自分が卒業した大学に直接申請します。大学のホームページの「卒業生の方へ」というような卒業生向けのページに具体的な申請方法が記載されています。学校によって発行手数料や申請の方法は異なります。

私の場合、郵送(往復とも普通郵便)で申請し、証明書取得に1週間ちょっとかかりました。

②犯罪経歴証明書

原則として住民登録をしている都道府県でしか申請できません。住民登録を日本から抜いている場合は、日本での最終住民登録地の都道府県で申請ができます。

申請場所は都道府県警です。地域にある警察署では申請できません。

また、申請時に指紋を採取されるため、代理人申請ができません。受け取りは委任状があれば代理人でも可能ですが、郵送での受け取りはできません。

申請に必要なものは基本的にこちらの3点です。

  • パスポート
  • 運転免許証や住民票など現住所を確認できるもの
  • 証明書発給の必要性を確認できる書類(雇用契約書、採用通知書など)


都道府県によって必要な書類が異なる場合もありますので、事前に電話で問い合わせることをお勧めします。

③外務省公印確認

詳しくはこちらの記事にまとめていますのでご覧ください。

④ビザセンター認証

詳しくはこちらの記事にまとめていますのでご覧ください。

⑤健康診断

国立病院、公立病院、日中友好医院でのみ受診可能です。

参考:国立病院機構 病院一覧 - 国立病院機構
参考:日中友好医院

「外国人体格检查记录」という決まったフォーマットでの診断書提出が必要ですが、フォーマットは中国大使館のサイトからダウンロードできます。
中国大使館:外国人体格检查记录ダウンロード

中国就労ビザ向けの健康診断に不慣れな病院で診断を受ける場合でも、外国人体格检查记录フォーマットの3枚目に「検査記録の書き方」という詳細な説明文も付いていますので、安心かと思います。

私は日中友好医院で健康診断を受けました。日中友好医院は外国人体格検査指定医院のため、病院側もかなり慣れた対応をしてくれます。事前予約が必要なのですが、結構混んでいるようで、電話をした3日後にしか予約が取れませんでした。当日もサラリーマン風の男性や家族連れで混み合っていました。

あと、外国人体格检查记录に貼る顔写真も必要でした。

検査自体は、会社で1年に1回受けるような健康診断とほとんど同じで、1時間程で終了しました。

日中友好医院の場合、健康診断料32,800円で、検査結果は1,000円で郵送可能です。

 

⑥パスポート

パスポートの顔写真ページのコピーが必要です。

ビザ申請を進めていく上で、中国に到着してからもパスポートのコピーが必要な場面が多々ありますので、コピーを何枚か用意しておくと便利です。中国でコピーやスキャンをすると高くつきますので、日本にいるうちに用意しておくといいですよ。

⑦顔写真

顔写真のデータが必要です。

  • 背景:白
  • JPEG 横420px 縦560px

⑧就業許可申請

①〜⑦の準備が全て整ったら、「外国人来华工作许可申请表」にて中国政府に就業許可書の申請をします。

私の場合、旦那様の会社の方が中国でオンライン申請を行ってくれました。その際、以下の書類をカラースキャンしPDFファイルにしたものを会社にメールで送信しました。

  • 卒業証明書(認証済み)
  • 犯罪経歴証明書(認証済み)
  • 外国人体格检查记录
  • パスポートの顔写真のページ
  • 採用通知書(契約サイン済み)


さらに、これらの原本(パスポートを除く)を中国に郵送しました。日本郵便のEMSを使えば、1週間もあれば中国まで届きます。

参考:国際郵便 - 日本郵便

無事に申請が通ると、中国政府より「中华人民共和国外国人工作许可通知」という書類が発行されます。

私の場合は、白黒でスキャンしたデータを送ってしまって、一度申請が受理されなかったこともあり、3月6日に申請して3月23日に就業許可がおりました。地味に長かったです。

⑨ビザ申請

いよいよZビザの申請ができます。

必要な書類はこちらです。


査証申請表はビザ申請センターにも置いてあります。分からないところは空欄にしておけば、受付する際に書き方を教えてもらえますのでご安心を。

会社から英語で書かれた外国人工作许可通知しかもらっていなかったのですが、申請の際、中国語で書かれたものが必要だと言われました。慌てて会社に連絡して中国語版をメールで送ってもらい、ビザセンターでそれをプリントアウトしてもらい、事なきを得ました。 

ビザ申請センターの所在地と営業時間は以下の通りです。


東京都港区虎ノ門4-1-17 神谷町プライムプレイス8階


愛知県名古屋市中区錦一丁目5番11号 名古屋伊藤忠ビル4階413号室


大阪府大阪市中央区博労町三丁目3-7 ビル博丈9階(旧ORE本町南ビル9F)


月曜日から金曜日まで(祝日除外)
申請受付時間:午前9時から午後3時まで
支払いと受け取り時間:午前9時から午後4時まで


私は東京ビザ申請センターで普通申請を行いました。その場合ビザ取得には4営業日かかりますので、月曜に申請したら木曜にビザを受け取れます。

他にも加急申請や特急申請など急ぎで申請できる方法があるようです。ただし名古屋ビザ申請センターは普通申請のみの受付で、申請にも6営業日がかかります。ビザセンターによって異なりますので公式サイトで確認してみてください。

参考:受付方法-査証情報

⑩中国に入国

ビザが取得できたらあとは出発するだけです。ビザが発行された日から3ヶ月以内に中国に入国しなければビザは無効になってしまいます。

ギリギリになって焦ることのないように、旅立つ準備は計画的に進めておきましょう。

皆様の中国での新生活が充実した日々になりますように。

 

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