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リサイクルショップや100円ショップでの買い物の記録

中国現地採用の給料っていくら?現地採用夫婦のリアルな生活公開します

こんにちは、中国広東省在住のもんちです。

現在、私は無職ですが、旦那様は現地採用で働いています。駐在員で家族を帯同している方は多いですが(いわゆる駐在妻)、現地採用で妻が無職っていうパターンは珍しいのではないでしょうか?そこで今回は中国在住の現地採用夫婦のリアルな生活をお届けしたいと思います。中国の現地採用の生活、給料ってどうなの?暮らしていけるの?と気になっている方の参考になれば幸いです。

※1元=16.3円(2018年7月28日現在)

 

給料

日本人の現地採用の給料ですが、営業や事務だと手取りで大体10,000元〜15,000元(約170,000円〜255,000円)が多いです。管理職や工場長クラスになると30,000元(510,000円)以上もありますが、かなりの経験を要求されるので、20代や30代では難しいポジションだと思います。

あと、上海は日本人に人気があって、給料や待遇などの条件が低くても応募者が殺到するため、給与水準が年々下がっていると転職エージェントの方がおっしゃっていました。逆に、勤務地が上海から電車で1時間離れただけで、人気が下がって応募者が集まらず、仕事内容の割に高給高待遇の求人が多い傾向にあるそうです。

ちなみに駐在員だと、中小企業で年収600万円前後、大手で年収1,000万円が相場のようです。

では、私の旦那様の給料を公開します。

額面:15,400元
手取り:12,578元

 

給料から天引きされている額の内訳は、社会保険料が1,570元、所得税が1,252元です。

家賃

家賃:3,800元
管理費:111元

 

私たち夫婦の住んでいる部屋の家賃は3,800元/月で、管理費が111元/月です。管理費は部屋の面積によって算出され、マンションによって設定金額はバラバラです。

部屋の中は家具が統一されていて、設備も綺麗な方です。トイレとシャワーのスペースが別なのも高ポイント。ちなみに、山東省で住んでいた部屋はトイレとシャワーが同室でした。シャワーを浴びると便器がびしょ濡れになるし、旦那様がシャワーしている時はトイレを我慢しなきゃいけないし、たいそう不便な作りですが、中国ではこれが一般的なのです。

部屋の間取りは夫婦喧嘩の記事に載せてある通り。この間取りはLDKというのでしょうか?広くもなく狭くもなく、つまりちょうど良い広さで、とても心地いい部屋です。

※なぜ私が部屋で倒れこんでいるかは、こちらの記事をご覧いただければ幸いです。

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現地採用で働く人の家賃相場は、4,000元前後かと思います。人によってはルームシェアしていて、家賃がもっと安くすんでいる人もいます。(2,000元程度)

これより家賃が安い部屋はたくさんありますが、日本人が許容できる住環境を求めるとなると、やはり3,500元以上の物件になると思います。私たちも最初は予算3,000元以下で探していて、ローカルの不動産仲介業者を巡って何件か安い部屋を見せてもらいました。私たち夫婦は割と劣悪な環境に慣れているほうだと思いますが、それでも「ここに住んでみたい」と思える部屋はありませんでした。

部屋が薄暗かったり、和式便所の真上にシャワーがあったり、台所がコンクリートむき出しの昭和の土間みたいな作りだったり。

 

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ちなみに、駐在員の場合は上の写真のような家賃10,000元以上の豪華な部屋が会社から支給されます。この写真は広東省で日本人向けに発行されているフリーペーパー内に掲載されている不動産情報です。

食費

スーパー:420元
天猫:250元
外卖:170元
外食:300元

合計:1,140元

7月の食費を大体で計算してみたところ、合計1,140元でした。外食は夫婦二人で行ったものだけで、旦那様単独の外食費(ランチとか夜の飲み代)は計上していません。

食料品は主にイオンで調達しています。日本っぽいお惣菜(たこ焼きとか枝豆、コロッケなど)やパン、ヨーグルト、ビール、スナック菓子をよく買います。野菜はローカルの八百屋で買うことが多いです。

天猫(ネットショッピング)では炭酸水を箱買いしています。1箱が24缶(330ml)で70元。最近はとても暑いので、1ヶ月に3箱は消費します。天猫は88元以上で送料無料、朝にポチればその日の夕方には届く配達の速さ、スーパーと同じ値段で買える(むしろ安いものも多い)、お得なクーポンやセールが多い、重いものを買いに行かなくてすむ、などなど、いいところを挙げればキリがありません。

その他に私たち夫婦がよく利用するレストランや、よく買う食品の値段をまとめてみました。

青菜面(シンプルなラーメン):5元
馄饨(ワンタンスープ):10元
鸡蛋炒面(卵入り焼きそば):12元
回鍋肉饭(ホイコーロー):15元
麻辣烫(辛いスープのラーメン):15〜20元
火鍋:100元
珍珠奶茶(タピオカミルクティー):12〜22元

サイゼリア・ミラノ風ドリア:12元
サイゼリア・グラスワイン:6元
日系ラーメン店・豚骨ラーメン:38元
日系レストラン・定食系:35〜50元
IKEA・バニラソフトクリーム:1元
韓国系カフェ・石焼ビビンバ:38元
韓国系カフェ・フルーツ添えワッフル:40元

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ダノンヨーグルト16個入り:25〜30元
辛ラーメン5個入り:20〜30元
TOPVALUポテトチップス:3.6元
TOPVALU缶ビール500ml:4元
アズキ入りロールパン5個入:6元
豆腐1パック:3〜4元

お米(东北米):7元/kg
パクチー1束:1元
トマト1個:1元
きゅうり極太1本:1.5元
ズッキーニ1本:3元
ピーマン1個:2元

シュウェップス炭酸水330ml:3元
フリーズドライスープ:1.5元

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野菜たっぷりサラダ:28元
トムヤムクン風麻辣烫:27元
タピオカミルクティ+ベビーカステラみたいなの:13元

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光熱費

電気代(4月分):85元
水道代:75元/月
ガス代:前払い(300元)

 

電気代は7月の上旬に部屋のオーナーさんから4月分の金額の通知がきて、オーナーさんに直接支払いました。4月はクーラーをあまり使っていませんでしたが、6月くらいからはクーラーを毎日つけているので、その分の電気代がどれくらいかさむのかモヤモヤしています。ちなみにシャワーの給湯システムにも電気を使っています。

水道代は3ヶ月に1回の徴収みたいで、まだ一度も徴収がきていません。前の住人の分の明細によれば、1ヶ月75元でした。

ガス代は、ガスメーターに差し込んであるカードにチャージした金額分だけ使えるという不思議なシステムです。面倒臭いことにカードにお金をチャージするには必ずガス会社まで行かなければなりません。こんなに支付宝や微信が普及しているのに何故?ガス会社の人がいうには普通に料理すると1日1元くらいということだったので、私は300元チャージしました。今どれくらい使ったかは不明です。どうやって確認するのだろう。

 

ネット代、携帯代

旦那契約(広東省プラン):209元/月
私契約(山東省プラン):39元/月

 

旦那様が契約したのは、広東省内データ通信無制限、広東省外データ通信10Gまで、通話1200分無料、自宅Wi-Fi代込み、IPテレビ代込みで209元のプランです。このプランは3枚までSIMカードがついてくるので、私もそのカードを使えたらよかったのですが、残念ながら私のスマホではカードを認知せず、使えませんでした。早くシムフリーのスマホが欲しい!

あと、中国では、契約した省でしか解約等の手続きができない厄介なシステムがあります。例えて言うなら、大阪のdocomoで契約したスマホを東京のdocomoでは解約できない感じです。

私が今使っているプランが、山東省内データ通信5Gまで、山東省外1Gまで、っていう山東省以外では役立たずなプランなのでどうにかしたいのですが、広東省のショップに行ってすごく愛想の悪いお姉さまに「自分で山東省のショップに問い合わせてください!」って言われて以来、心が折れて何も改善できていません。

まとめ

中国現地採用のリアル、いかがだったでしょうか?

現地採用を闇雲におすすめするわけではありません。ただ、自分で自分の人生を作り上げたい人には現地採用は向いていると思います。いつから中国で働いて、いつ日本に戻るのか、自分のタイミングで全て決められますから。

と、旦那様が言っていました。

引きこもり主婦の私にとっても、今の中国での暮らしは、一人だったら絶対に実行できなかったことなので、貴重な経験になっています。あっちこっち連れ回してくれる旦那様に感謝。

 

 ビザの申請方法もまとめているので、参考にしていただければ嬉しいです。