【おすすめ】初めてでも簡単にできた。干し野菜の作り方。
先日、セリアで干し野菜ネットを見つけ、
嬉しさのあまり、早速干し野菜作りに挑戦しました。
野菜を干すメリット
なぜ手間をかけてまで野菜を干すのでしょうか?
野菜を干すことによって得られるメリットはたくさんあります。
1.野菜がおいしくなる
干すことによって、野菜の水分が蒸発し、素材そのものの味が凝縮されます。そのため、干した野菜からは、生の野菜からは引き出せない濃いだしが出ます。煮物やスープに入れると、干し野菜そのものがだしになります。
2.栄養価が高くなる
野菜を天日干しすることで、野菜に含まれるビタミンDやカルシウム、鉄分、ビタミンB群、ナイアシン、食物繊維などの栄養素が凝縮されます。ただ、熱に弱いビタミンCや葉酸は減少してしまいます。
3.長期保存ができる
野菜を干すと水分が抜けるので腐りにくく、長期保存ができるようになります。野菜が安くてついつい買いすぎてしまった時でも、食べきれない分は干し野菜にして保存しておくことができます。
4.料理時間が短縮される
水分が蒸発しているので、火が通りやすく加熱時間が短縮されます。さらには、味がしみやすい、水っぽくならない、調味料が少なくてすむ、油はねしにくいなど、料理が簡単になる嬉しい効果もあります。
5.自家製で安心
一般に売られている干し野菜は、完全天日干しのものは少なく、機械干しが多いようです。野菜も工場で作る時代ですからね。切干大根も国産を買おうと思うと高価です。自分で作れば、国産・完全天日干しの安心でぜいたくな干し野菜が安く手に入ります。
基本の干し方
干す場所
太陽があたり、風が通り抜ける場所ならどこでも。
日当たりのいい庭やベランダがベストですが、
ベランダがない人は、窓辺でも大丈夫。
干す時間帯
朝、日が出る頃に干し、日が陰ってきたら取り込む。
夜も出しっぱなしにすると湿気るので注意。
洗濯物と同じ感覚で。
季節と天気
梅雨のシーズンはカビが生えやすいので、干し野菜には向きません。
天気予報をチェックして、天気のいい日を見計らって干しましょう。
道具の準備
私はセリアで買った干し野菜ネットを使いました。
ザ・乾物って感じの青い典型的なネットです。
このタイプ以外にも野菜を干す道具はいろいろあります。
自分の好みに合うものを選んでください。
野菜の準備
干し野菜初挑戦の私がチョイスした野菜はこちらの6種。
- ズッキーニ 1本
- なす 1本
- かぼちゃ 1/4切れ
- ピーマン 3個
- ミニトマト 3個
- ごぼう 2本
水で洗って、ペーパーで水気をしっかりふき取ります。
それぞれの野菜に合わせた切り方をします。
1.ズッキーニ
1㎝幅の輪切りにしました。
全部でこれくらい。
2.なす
ズッキーニと同じく、1㎝幅の輪切りにしました。
全部でこれくらい。アク抜きはしていません。
3.かぼちゃ
種をスプーンで取り除きます。
種も干して食べられるそうですが、私は捨ててしまいました。
ちょっと後悔です。
これを、
2〜3㎜幅に切り、
さらに半分にしました。
全部でこれくらい。
4.ピーマン
縦半分に切って、種とへたを取り除きます。
それをさらに縦3〜4等分しました。
全部でこれくらい。
5.ミニトマト
へたを取って縦半分に。
中身をスプーンで取り除きます。
ぐちゃぐちゃにならないように、そっとね。
1個は試しに中身を取らずに干してみることにします。
6.ごぼう
本にある「たわしで皮をこそぐ」という行為が
どのようなものか分からなかったので、
スプーンを使って皮を薄く削りました。
皮はついたままで大丈夫と書いてある本もあったのですが、
泥臭さが気になったので私は削りました。
幅1㎜の斜め切り。
全部でこれくらい。
干し野菜ができるまで
我が家は昭和の古い造りの賃貸物件です。
人生で初めて出会った間取り「屋内型縁側」なるスペースで、
干し野菜作りにチャレンジです。
窓は西向き。
午前中は日が当たらず、午後から日が入って明るくなります。
部屋は8階なので、風通しはよい。
S字フックを使ってカーテンレールにネットを吊りました。
5月12日
くもり、最高気温27℃、最低気温18℃。
AM11:00 干しスタート。
思ったより日差しが出ない1日でした。
翌日も干すことにします。
室内なので取り込む必要はなく、ネットはかけたまま。
窓だけ閉めました。
5月13日
くもり、最高気温20℃、最低気温15℃。
朝からまさかの雨。
10時過ぎには雨は止んでいたので、
窓を開けて風に当ててみる。
日差しはないけど、風は強い。
ご覧の通りのどんよりした空。
こんなんで大丈夫?
5月14日
はれ、最高気温26℃、最低気温16℃。
朝からいい天気。
干し始めてから丸2日。
正解が分からないけど、とりあえず野菜はカラカラになった。
カラカラになるまでの様子。
1.ズッキーニ
2.なす
3.かぼちゃ
4.ピーマン
5.ミニトマト
▼中身あり
▼中身なし
6.ごぼう
干した結果。
どの野菜も6割程度かさが減りました。
ごぼうは測れないくらいに軽くなりました。
野菜ってこんなに水分含んでいるんだと、改めて実感。
干しすぎて失敗。
ミニトマトだけ、もう少しドライ感がほしくて
48時間経過後も干し続けていました。
さっき干し具合を確認してみたら、
かびが生えていました。ぐすん。
水分をしっかり拭き取らずに干してしまったことが原因かと。
次回の教訓になりました。
さて、
干し野菜でどんな料理を作ろうかな。