カット2000円の美容院に行ったら、長年のヘアスタイルの悩みが解決した。

私は、美容院に行くことが苦手です。
今から綺麗に変身するんだぞ！っていう意気込みに満ち溢れた、
独特のキラキラ感がどうも苦手。

さらに、自分の独特すぎる髪質ゆえに、ヘアスタイルの迷走を長年続けてきました。

美容室を転々とした日々。

そんな私の悩める髪の毛人生を救ってくれたのが、
2000円カット美容院の美容師さんでした。

私の悩みを2000円のカットで解決してくれた美容師さん。
私の中のカリスマです。
そのカリスマさんにカットしてもらうためなら、
指名料の500円も惜しくないと思えるのです。

この記事では、
カリスマさんがスパッと解決してくれた私の髪の悩みについて、
書いていこうと思います。

悩み①ボブヘアができない髪質

私が長年理想として追い求めてきたスタイルは、
横一直線に長さが揃ってるおかっぱスタイル（上図：左）でした。

でも、どこの美容室に行っても言われるのです。
「襟足の毛を短く切ると襟足がはねちゃうから、後ろの髪は短くできない」と。
結果、襟足が長いスタイル（上図：右）を続けてきました。

癖がありすぎる襟足。

美容師さんが説明してくれる、「はねちゃう」という私の襟足。
私の渾身の画力を奮って書き上げた図にて、ご説明しますね。

通常の襟足をお持ちの方なら、
❶のように、襟足を短く切っても毛がはねないので、
上から覆いかぶさる毛で襟足のカバーができ、
難なくおかっぱスタイルが完成します。

私の特殊な襟足だと、
短くカットすると❷のように襟足が上に向かって生えてしまい、
上から覆いかぶさる毛を突き破ってしまう恐れがあるため、
どの美容師さんも短く切るのをためらっていたようです。

その結果、短くカットできない襟足はいつも中途半端な長さのまま、
❸のような長さを残し、私の首筋を這っていたのでした。

襟足悩みからの解放。

そんな中途半端な襟足人生に嫌気がさしていた私は、
ある日、
覚悟を決めて言いました。
「襟足を剃り落してでも、おかっぱにしてください！」

その時担当してくれた美容師さんが、凄腕のカリスマさんだったのです。

襟足を剃りたいと主張する私に最初は引き気味だったカリスマさんも、
私のおかっぱに恋い焦がれる熱い思いを伝えると、
襟足問題を真剣に考えてくれました。

「僕は女性にはじょりじょりの襟足になってほしくないんだ！」

カリスマさんの情熱が燃え上がります。
襟足を剃らずにカットだけでおかっぱスタイルを作り上げてみせる！
カットの方針が決まると、カリスマさんは慎重にカットを進めていきました。

「このカットで毛先が自然に中に入るようにしてるんだぜ。」
「束感が残るようにあえて髪の量は減らさないぜ。」
途中、ちょいちょいテクニック披露を挟んできます。

1時間30分後。

ついに私は、
念願のおかっぱスタイルを手にすることができたのです！

髪型が気に入るという感情を生まれて初めて持った瞬間でした。

 

悩み②左側の髪の量が多い

カリスマさんが解決してくれた悩みがもう一つあります。

私、右側は問題なく髪を耳掛けできるのですが、

左側はうまく耳にかからず、ばさっと落ちてきてしまいます。

左側だけ髪の量が多いからだと思っていたので、
左の髪の量も調整してほしいとお願いしました。

そしたら、カリスマさん。
私の髪の毛をワサワサして一言。

「左の毛、別に量多くないよー」

そんなわけない。
だって耳にかからないんだよ。
右はかかるのに、左だけかからないんだよ。
右はきっちり収まるのに、左はあふれ出るんだよ。

そしたら、カリスマさん。
私の耳をムニムニして一言。

「耳の硬さが違うからだねー」

なにそれ。
耳の硬さって、なにそれ。
耳に硬さとかあるんですか。

「左の耳は柔らかくてホールド力が弱いから、髪がかからないんだよ。」

耳を触ってみると確かに左耳だけ柔らかかったのです。

そう言われてみれば、
小学生の時、教室で滑って転んで椅子の角に耳をぶつけて以来、
左耳だけぐにゃぐにゃに柔らかくなったんだった。

今までどの美容師さんも気づかなかった耳の硬さの違いに着目し、
さらには忘れていた幼き日の記憶すらも蘇らせてくれたカリスマさんに、
私は感動すら覚えました。

　　

腕のいいカリスマさんに出会えたことで、
長年の髪の悩みが解決し、ずっと憧れていたヘアスタイルになれました。
納得がいくまで美容室を転々として良かったと、心から思います。

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