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リサイクルショップや100円ショップでの買い物の記録

【2018】中国に提出する書類の領事認証を個人で取得する方法

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去年から中国で暮らし始めているのですが、この度、中国の就労ビザを取得することになり、一時帰国中です。

ビザ申請にあたり、中国に提出する書類に認証という手続きが必要なのですが、この手続きが分かりづらくて難儀しました。

ネット検索しても出てくるのは代行業者のページばかりで、個人で申請する人に向けた情報がほとんどありません。あまりにも分からないことが多すぎて代行業者に問い合わせの電話をしてみたら、いきなりセールストーク炸裂で引いちゃいました。

お問い合わせだけでも大歓迎!は嘘ですね。

ここで、自分一人でやったるわい!とどケチ根性に火が付き、全ての手続きを恐る恐る手探りで進め、代行業者を使わずになんとか領事認証を取得できました。

この記事では、私が実際に実行した方法をまとめたいと思います。中国で働き始めるガッツある方の手助けに少しでもなれますように。

※この記事はあくまでも私個人が外務省やビザ申請センターのホームページの情報を基に作成したものです。最終的な判断はご自身でお願いいたします。何卒ご了承くださいませ。

 

私が認証申請した時の状況

旦那様の中国での仕事が決まり、

  • 旦那様(働く本人)→Zビザ(就労ビザ)
  • 私(働く人の妻)→S1ビザ(駐在員家族ビザ)

の取得を目指しています。

 今回、旦那様の勤務先からは、

  • 無犯罪証明書
  • 卒業証明書(和文)

の認証をとってくるように言われました。書類の翻訳は会社がやってくれるということでした。

ちなみに旦那様は、ビザを取得する間、海外に短期留学に行ってしまったので、私が旦那様に代わって代理申請をしてビザ取得を進めました。

 

認証は2ヶ所に申請が必要

調べても分かりづらくて私を悩ませたのが、領事認証には2段階の認証が必要だということ。つまり、2か所に申請する必要があります。具体的には以下の流れで申請することになります。

①日本外務省(東京、大阪)で公印確認を受ける

②ビザ申請センター(東京、名古屋、大阪)で認証を受ける

 

そしてもう一つ分かりづらかったのが、郵送での申請ができるかどうかという点。私は東京近郊に住んでいたので、外務省にもビザ申請センターにも行けない距離ではなかったのですが、できれば郵送で申請したいと思っていました。

①日本外務省(東京、大阪)で公印確認を受ける←郵送申請できる

②ビザ申請センター(東京、名古屋、大阪)で認証を受ける←郵送申請できない

 

ビザ申請センターは郵送での申請を受け付けていないので、認証を受けるには必ず窓口に行って申請・受け取りをしないといけません。東京・名古屋・大阪のいずれかのセンターに最低でも2回行かなければいけないので、距離が遠くて通うことが難しい方は代行業者に依頼するのもアリだと思います。

【参考価格】私が問い合わせした代行業者の料金
・外務省ビザ申請センターの申請代行→¥25,000
・ビザ申請センター
のみ申請代行→¥15,000

上記代金プラス通常の認証費用が別途かかり、書類が1部増えるごとに割り増し料金も取られるというシステムでした。

 

日本外務省で公印確認を受けるには

書類の認証を受けるには、まず日本外務省に申請し公印確認を受けます。

申請にかかる日数と費用

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私は「パターン③」の郵送での申請を行いました。

取得にかかる日数が2週間近くかかるということがネックでしたが、実際には5営業日後には書類が返送されました。

窓口申請でも郵便申請でも手数料は無料です。ただし、郵便申請の場合の郵送料は自己負担です。

申請に必要なもの

窓口申請の場合

  1. 証明が必要な書類の原本(発行日より3ヶ月以内)
  2. 申請書(窓口に備え付けあり)
  3. 身分証明書(運転免許証、住基カード、パスポート、在留カードのいずれか一つ)
  4. 委任状※代理申請の場合のみ申請書・委任状のダウンロード | 外務省
  5. 返送用封筒※郵送での受け取りを希望する場合のみ

受付時間・問い合わせ先・住所 | 外務省

郵送の場合

  1. 証明が必要な書類の原本(発行日より3ヶ月以内)
  2. 申請書(申請書・委任状のダウンロード | 外務省
  3. 返送用封筒

 私は旦那様にかわり代理申請を行う身でしたが、ここでは本人からの申請ということで申請しました。郵送申請の場合、申請者の住所への書類返送をもって身分確認とするので、返送先住所が申請者と同じであれば問題ないのかなと思います。

申請先は東京か大阪のどちらか都合のいい方でOKのようです。
私は東京の方に郵送しました。


f:id:tesorosagashi:20181122151336p:plain 東京の申請先

〒100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1 外務省南庁舎1階
外務省 領事局領事サービスセンター 証明班

 

f:id:tesorosagashi:20181122151357p:plain 大阪の申請先

〒540-0008 大阪府大阪市中央区大手前4-1-76 大阪合同庁舎第4号館4階
外務省 大阪分室証明班

ビザ申請センターで領事認証を受けるには

日本外務省から無事に公印確認を受けたら、次はビザ申請センターでの認証手続きをします。

申請にかかる日数と費用

参考:支払い方法と料金表-ビザ申請センター

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ビザ申請センターでの認証は郵送申請を受け付けていないので、直接窓口に行って申請しなくてはいけません。

私は東京の神谷町にあるビザ申請センターで認証申請を行いました。火曜日に普通申請を行い、金曜日に受け取ることができました。

料金は「商事・普通申請」ということで、上の表の代金に税金がプラスされ、
¥8,780×2通=¥17,560でした。民事と商事の違いなんて全然知りませんでしたが、窓口のお姉さんが「これは商事認証になりますので〜」と勝手に判断してくれました。

申請に必要なもの

本人による申請の場合

  1. 認証申請表(中国認証申請表-認証資料ダウンロード
  2. 認証を必要とする書類の原本とコピー
  3. 申請者のパスポート原本と写真ページのコピー(または日本免許原本と両面コピー)

代理人による申請の場合

  1. 認証申請表(中国認証申請表-認証資料ダウンロード
  2. 認証を必要とする書類の原本とコピー
  3. 申請者(委託人)のパスポート原本と写真ページのコピー(または日本免許原本と両面コピー)
  4. 代理人のパスポート原本と写真ページのコピー(または日本免許原本と両面コピー)
  5. 委任状原本

代理人申請の場合、「委任状」が必要です。これを用意し忘れる人が多いみたいなので注意が必要です。窓口で私の前に並んでいた人の中にも、委任状を用意していない方が何人もいました。
「もう何回も申請しにきてるんやし、委任状なんて面倒臭いもんいらんやろ」と悪態をついてるおじ様まで出現していましたよ。

委任状は特に決まったフォーマットが無いみたいなので、自分で作成しました。

領事認証委任状pdf

ビザ申請センターの所在地・業務時間

f:id:tesorosagashi:20181122153436p:plain 東京

東京ビザ申請センター
東京都港区虎ノ門4-1-17 神谷町プライムプレイス8階

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名古屋ビザ申請センター
愛知県名古屋市中区錦一丁目5番11号 名古屋伊藤忠ビル4階413号室

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大阪府ビザ申請センター
大阪府大阪市中央区博労町三丁目3-7 ビル博丈9階(旧ORE本町南ビル9F)

f:id:tesorosagashi:20181122153436p:plain 業務時間

月曜日から金曜日まで(祝日除外)
申請受付時間:午前9時から午後3時まで
支払いと受け取り時間:午前9時から午後4時まで

認証にかかった時間

ビザ取得の手続きの中でも特に面倒くさかった認証の手続きですが、たった2週間で手続きが完了しました。

難しいことは何もなく、やり方さえ知っていれば、特に問題なく手続きできることが分かり、「知は力なり、無知は無力なり」を改めて痛感した時間でした。