バキバキに型崩れしたカバンを自力で直してみた。
先日、押入れ収納見直しのために無印のPPボックスを購入。
押入れがスッキリしただけではなく、無印良品週間中でもロハコでお買い物をしたほうがお得になることがあるという新事実にも気づけました。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
さて、収納の見直しついでに押入れの片づけをしていたら、
押入れの奥の奥の奥の方からこんなものが出てきました。
バキバキに型崩れした合皮のカバン。
なんということでしょう。この通り、バッキバキです。
なんということでしょう。凄まじく、ベッコベコです。
ごめんね、カバンさん。いや、実は薄々気付いていたのよ。色んな物に押しつぶされて下敷きになっているカバンさん、悲惨なことになっているだろうなと。たまに視界に入ってくる度、見て見ぬ振りをしてきただけなの。
この度ついに、押入れの奥から救助されたのです。
ゴミ箱へ一直線!のはずが。
このカバンは2年前にリサイクルショップで700円で買って、
主に仕事用に使っていたもの。
A4サイズがすっぽり入るサイズ感とか、かっちりして安っぽくない感じとか、すっごく気に入ってたんですけど、
なんせ、飽きてしまいまして。
使い飽きてからは、一旦押入れの奥にしまいこんだが最後、
そのまま陽の目を見ることはなく、悲惨な姿の現在に至ったというわけです。
ちなみにこのカバンは、GRL(グレイル)という通販メインのプチプラショップのもの。
素材も合皮だし、定価も高いものじゃないから、メルカリに出しても売れないだろうし、リサイクルショップに持ち込んでも「持ち手が傷んでる」とか言われてゴミ扱いされるだけだろうし、なにより、この型崩れ感だし。
迷わず捨てるつもりでいたのですが、ゴミ箱に投入する寸前で、
「よく見ると可愛いよな」という悪しき感情が湧き出てきました。
気に入って買ったものなので、当然自分好みなんですよね。
一旦、ゴミ箱行き保留となりました。
さて、どうしたもんか。
型崩れが直せたら本望。
それにしても、いかんせんクセが強めの型崩れ。このままでは商品価値ゼロです。
でも、もし型崩れが直ったらまた使うかも。
とにかく型崩れを直してみたい!
この際、手荒な手段もいとわないぞ!
どうせ捨てようと思ってたカバンだし、どうなったっていいじゃないか、失敗したら、逆にすんなり捨てられるし。
ということで、型崩れ直しの実験台になってもらうことにしました。
ここまで復活しました。
実験方法の説明の前に、まずは結果発表から。
どうぞ、ご覧くださいませ。
バキバキに折れていた硬めの合皮が、ここまで滑らかに戻りました。十分に使えるレベルにまで回復したので、これは成功と言っていいのではないでしょうか。
方法は驚くほど簡単です。
5分もあれば修復できます。
スチームアイロンが優秀だった。
私が使ったのはアイロンだけ!
これだけで型崩れが直りました。
スチーム機能がついているアイロンであればなんでもOKです。私はいつも家で使っている無印のアイロンを使いました。
こういうシワ伸ばしに特化したスチームアイロンだと、もっとやりやすいと思います。
アイロンで型崩れを直す方法。
- アイロンをスチームモードにする。
- カバンから少し離してスチームを噴射する。カバンに接触するとアイロンの熱で生地が溶けて、カバンにもアイロンにもダメージを食らう恐れがあります。
- 型崩れのひどい部分をピンポイントで狙い、狭い範囲にスチーム噴射すると良い。
- 噴射を続けるとカバンが湿り気を帯びて、どんどん柔らかくなる。
- 柔らかくなったら生地をパンパンと引っ張り、元のカバンの形に戻るように癖付けをしていく。
この作業を繰り返すと、ひどかったシワも取れ、型崩れが直りました。正直、こんなに綺麗に戻るとは思っていなかったので、あまりにも簡単に直せてびっくりしました。嬉しい誤算。
さて、このカバンどうしようかな。
【2017/6/3追記】
無事に型崩れが直ったものの、その後、一度も使うことはありませんでした。
実験台になってくれたことに感謝して、ゴミ箱に葬りました。
今までありがとう。
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