【HSK5級頻出】覚えておきたい単語まとめ(気持ちを表す副詞編)
中国暮らしを初めて10ヶ月が経ちます。
「海外に住んでも、外国語が話せるようになるわけではない。生活に慣れて、外国語で簡単なやりとりができるようになるだけである。」という須藤元気さんの言葉を思い出します。
まさに、私のこと!
スーパーのレジで「袋いりますか?」と聞かれて「いりません」と答えたり、レストランで「ビールください」と注文したり。
これって喋れるようになったわけではなく、ただ単に生活に慣れただけなんですよね。
中国にはHSKという中国政府公認の検定試験があります。
1級から6級まであり、難易度は1級(易)→ 6級(難)です。
幸か不幸か、日本人には漢字が読めるというアドバンテージがあり、ある程度中国語が読めてしまいます。なので、風の噂によると、日本人だったらちょっと勉強すればHSK5級は取れちゃうみたいです。
そうと聞いたら、やるしかない!
私もHSK5級にチャレンジすることに決め、9月受験に申し込みを済ませました!
私の中国語勉強歴は、大学の第二言語で1年間(10年以上前)と、中国の語学学校で4ヶ月(去年)。
今は過去問を中心に独学で勉強を進めています。
過去問を解く→意味が分からなかった単語・初めて見た単語をノートに書き出す→過去問を解く→...
この永遠ループを繰り返して、安定して8割〜9割は正解できるようになってきました。
今回は自身の勉強も兼ねて、HSK5級頻出単語をまとめてみたいと思います。
5回分の過去問を解いてみて、漢字(字面)からは意味が全く想像できなかった「副詞」を抜粋してみました。
英語で言うところのtherefore(それゆえに)とかnevertheless(それにもかかわらず)的なやつです。
気持ちを表す副詞
居然
【意味】なんと、意外にも ≒ 竟然
【用例】我们都没想到,居然他是这本书的作者。(まさか彼がこの本の作者だとは、私たちは誰も思わなかった。)
POINT 主語の前と後の、両方に置ける。
居然他来了。/他居然来了。
竟然
【意味】なんと、意外にも ≒ 居然
【用例】这本书他竟然半天就读完了。(この本を彼はなんと半日で読み終えた。)
POINT 基本的に主語の後に置く。
果然
【意味】やっぱり、思ったとおり
【用例】这个计算果然奇怪。(この計算はやはりおかしい。)
仍然
【意味】依然として、あいかわらず ≒ 依然
【用例】有些问题仍然没有解决。(一部の問題は依然として解決されていない。)
依然
【意味】依然として ≒ 仍然
【用例】我已经跟她道歉了,可她依然不理我。(私はもう彼女に謝ったが、彼女は依然として私を無視する。)
POINT 書き言葉に多く使う。動詞でもある。
毕竟
【意味】何といっても、結局のところ ≒ 究竟、到底
【用例】生活里毕竟甜的比苦的多。(生活は結局のところ楽しいことの方が苦しいことより多い。)
POINT 疑問文には用いることはできない。
究竟
【意味】結局のところ ≒ 毕竟、到底
【用例】究竟要哪一个?(結局どれがほしいの?)
POINT 「〜吗?」以外の疑問文に用いることができる。
※毕竟、究竟、到底の違い
总算
【意味】ようやく、やっとのことで、まあなんとか
【用例】她经过长期努力,总算实现了自己的理想。(彼女は長い間の努力を経て、ようやく自分の夢を実現させた。)
POINT 長い時間をかけてようやく実現することに使う
简直
【意味】まったく、ほとんど
【用例】他说得太快了,我简直一点儿也没听懂。(彼のしゃべり方は早すぎて、私はほとんど何も分からなかった。)
反正
【意味】どっちみち、いずれにせよ、どうせ
【用例】
不管你怎么说,反正我不同意。(君がどんなに言おうと、どっちみち私は賛成しない。)
明天你要出门的话可以开我的车,反正明天我哪儿也不去。(明日出かけるなら、私の車を使っていいよ。どうせ私は明日どこにも行かないから。)
尽量
【意味】できるだけ、なるべく、極力
【用例】明天的会很重要,能参加的尽量参加。(明日の会議は重要なので、参加できる人はなるべく参加してください。)
POINT 「jìn liàng」だと「心ゆくまで飲んだり食べたりする」という意味の動詞。
难怪
【意味】なるほど〜するのも当然だよ、どうりで〜だ ≒ 怪不得
【用例】难怪这么热。(こんなに暑いのも当然だ。)
何必
【意味】どうして〜する必要があろうか(反語文)
【用例】事情不急,何必打电报呢?(急ぎの用でないのに、どうして電報を打つ必要があろうか。)
POINT 「何必〜呢?」でよく反語に使う。
干脆
【意味】思い切って、いっそのこと
【用例】反正天快亮了,干脆就不睡觉了。(どうせもうすぐ夜が明けるんだ、いっそのこと寝るのはやめにしよう。)
POINT 形容詞だと「(言動が)さっぱりしている、率直な」の意味。
私が使っているテキスト
「過去問5回分を収録。全文和訳つき。解説で復習もできる。 」HSKの出題パターンに慣れるためにも、過去問を解くのは必須。
HSK5級の出題単語数は、2,500語。1〜4級を合わせた単語数の倍以上で4級より1,300語も増える。このテキストはamazonの評価が良かったので購入してみました。例文が豊富で、読み上げ音声もダウンロードできて、単語対策にもってこいの1冊。