見せる収納が崩壊した3つの原因と、たった1つの改善方法。
収納のコツ。
収納方法を考える上で、モノを「見せる」のか、「隠す」のかは大事なポイントの一つと言われています。
見せる収納
普段よく使う実用品でもあえて隠さずにセンス良く飾れば、インテリアの一部になる。
隠す収納
よく使うけど見せたくないものは見えない場所にしまう。
私の収納、理想と現実。
私の理想はこんな感じ。(無印良品2016秋冬カタログより)
洒落たアイテムをちょいちょい見せる収納で見せといて、見せるほどでもないのはステンレスバスケットにしまう。「日用品、消耗品は雑に放り込んでますよ」的なメッセージで庶民に寄り添うかのよう。しかし忘れてはならないのが、この雑多感、ごちゃつき感はプロの手によって恐ろしいほどに作り上げられたものだということ。
正真正銘、庶民の私が生半可にこのテイストにインスパイアされて収納を実践するとどうなるか。
こうなります。あまりにもひどい光景だったので、せめてもの思いでモノクロモードで撮影。右のカゴには靴下類、左のカゴにはパジャマ類を入れています。本当は「ざっくりとバスケットで収納しちゃってます」がイメージしていたキャッチコピーだったんですけどね。もはやカオス以外の何物でもありません。「とりあえず入れちゃえ」ってことでなんでもポイポイ投げ込んで、ついに、収納としての機能が崩壊しました。
崩壊の原因3つ。
1、見せる収納に適さないモノだった。
見せる収納とは、インテリア小物やコレクション、センスのいい実用品などを飾ってしまうことで、収納をインテリアの一部とする方法です。私が見せる収納をしていたものは、靴下、パジャマなど、どう考えても見せてはいけないモノばかりでした。今となっては何故これらを見せようとしていたのか謎ですらあります。
2、見せる収納に適さない場所だった。
センスのいい小物を飾って収納し、インテリアの一部にしてしまう「見せる収納」。そもそも見えるところで実践しないと意味がありませんよね。私が見せる収納を実践していたのは押入れの下段。一体誰が押入れの下段なんか見るのさ。トホホ、と思わず声が漏れるくらい見せる収納の意味を履き違えていました。
3、見せる収納に適さない性格だった。
大事にしているコレクションを飾って収納し、インテリアの一部にしてしまう「見せる収納」。そもそも私、部屋を飾りつけるというジャンルに情熱を注げない性格でした。クリスマスとかハロウィンの時に飾りつけで季節感出すとか、北欧雑貨をいい感じに配置してみるとか、そういうことに興味が持てないんですよね。非実用的なものはどうしても後回しになってしまう。
改善方法。
勘違いしまくっていた「見せる」収納。改善方法はたった一つしかありません。
「隠す」収納にチェンジ。
BEFORE
AFTER
最初から無難に隠しておけばよかったのです。
収納ボックスを買い足して、カゴの中身を全部ボックスにしまいました。なんてすっきり。引出しの中は紙袋で仕切りを作ったおかげで、細かいモノにも定位置ができました。
今回の収納の見直しで、実用性と非実用性のバランスがとれた収納の難しさを実感しました。実用性が強すぎても生活感が出てげんなりするし、非実用性が強すぎても見た目ばっかり気にして、収納のためのインテリアなのか、インテリアのための収納なのか、訳わかんなくなるし。
適材適所の収納方法、もっと知識を広げたいと思ったのでした。