TESORO

リサイクルショップや100円ショップでの買い物の記録

管理栄養士の私でも知らなかった「死なない食事」と4つの心がけ。

 

確実に起きている体の不調。

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近頃、健康のことを意識するようになったのは、30歳を迎えたという自分の年齢からかもしれません。思い返してみると、

  • 20代で2回の入院経験(1度目は赤痢、2度目は蕁麻疹)
  • 膀胱炎放置で血尿
  • 湿布がかぶれて太陽光を浴びるの禁止

など、ちょいちょい辛い思いをしてきました。蕁麻疹なんて、また発症する可能性がある爆弾なので正直怖いですし、膀胱炎は治ってからもトイレが近くなったような気がします。確実に生活に支障をきたしています。

食べ物が体を作るという事実を再認識。

自分の体、もっと大事にしなきゃ!まだまだ人生楽しみたいし!

そんな時に出会ったこの本。

私は14年間、食事の力で末期がん(前立腺がん、脊髄と鎖骨と鼠蹊部リンパ節に転移)を抑えています。

本業はフランス料理のシェフです。医者から「生きているのが信じられない」と驚かれながら、死なずにずっと生き続けているので”奇跡のシェフ”とも呼ばれています。〜中略〜

頼ったのは、生きるエネルギーの源、「食」の持つパワーでした。

引用元:神尾哲男、「がんで余命ゼロと言われた私の死なない食事」、幻冬舎、2017年、3ページ

食べたものが体を作っている。考えると当たり前のことですが、これまで食べるものを意識して選んだことなどありませんでした。食べたいものを食べたい時に好きなだけ食べる。自分の食習慣がいかに危険だったか、改めて気づかされました。

栄養士も万能じゃない。

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何を隠そう、私は管理栄養士です。ただ、管理栄養士として勤務していたのは大学卒業後の2年弱だけ。それからは管理栄養士とは関係のない仕事に携わってきた、名ばかり栄養士ですが、それでも大学での4年間で栄養学を基礎からみっちり叩きこまれたので、食の知識は持っているつもりでした。

しかし、この本の中には、大学では教わらなかったことや、大学で学んだ栄養学の知識を覆す事実さえありました。

とにかく内容が濃い本です。

この本のすごいところは内容が具体的であること。

著者のおすすめする調味料の銘柄やレシピまで掲載されています。体にいいものを摂りましょうという漠然とした本とは差が歴然です。

そのため、内容が濃くて情報量も多いので、私は自分のライフスタイルの中から、ちょっとずつ、できそうなことから見直しをすることにしました。

私が始めた「死なない」食事。

理想形には程遠いですが、私が実践している「死なない」食事を紹介します。

1.化学調味料無添加ポテトチップス

食べ物は食材がまず大事、でもそれ以上に大事なのは調味料なのです。食事改善の第一歩は、調味料から。

引用元:神尾哲男、「がんで余命ゼロと言われた私の死なない食事」、幻冬舎、2017年、62ページ

私は常にストックを置いておくほど、ポテトチップスが好きです。よく買っていたのは某スーパーのプライベートブランドから出ている1袋70円くらいの安いやつ。「うすしお味」といえども、原材料名の欄にはアミノ酸だの◯◯パウダーだの訳の分からない物質が含まれていることに気づきました。

ポテトチップスを食べないに越したことはないのでしょうが、それはちょっと寂しすぎたので、今は化学調味料が使われていない本当の「うすしお味」のポテトチップスを購入しています。

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味付けは食塩のみ。初めて食べたときはかなり薄味に感じました。舌が化学調味料の旨味に慣れてしまっていたんですね。1袋130〜140円程度。化学調味料まみれのお菓子、知らずに食べていませんか?

2.牛乳をやめて豆乳に

牛乳に含まれるたんぱく質カゼインは、胃腸に負担をかけ、消化管で処理されにくく、血液を汚すものなのです。〜中略〜

なぜか。牛の赤ちゃんの飲み物だから。人間の飲み物ではないからです。

引用元:神尾哲男、「がんで余命ゼロと言われた私の死なない食事」、幻冬舎、2017年、117ページ

牛乳に対する違和感は私もなんとなく感じていました。牛が出した乳を飲むのってどうなの?そもそもなんで牛は常に乳が出続けるの?知れば知るほど恐ろしい実態が見えてきます。栄養学的には1日200cc摂取することが好ましいとされていますが...私は牛乳をやめました。毎朝のフルグラを牛乳ではなく豆乳をかけて食べるようになりました。さらに言えば、フルグラも砂糖にまみれた毒のかたまりですので、そろそろ食べるのを止めようと検討中です。

3.主食は玄米に

米の外側のもみ殻をはずしたものが玄米。この状態から、ぬか層と胚芽を取り除いてでんぷん質だけを残したのが白米なのですが、この除外された部分にこそ栄養やビタミンがたくさん含まれているのです。

引用元:神尾哲男、「がんで余命ゼロと言われた私の死なない食事」、幻冬舎、2017年、98ページ

玄米は土に埋めると芽が出てくるほど、多くの栄養があります。これをわざわざ精米して捨ててしまっていたんですね。もったいない。

玄米は体にいいという話は聞いたことがありましたが、炊くのが面倒くさそうとか、食感が悪そうとかいう理由から今まで敬遠していました。

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炊く時の水加減は、炊飯器に玄米用の目盛りが付いているので、それ通りに炊けば面倒な軽量なんかしなくても上手に炊けますよ。浸水時間も3〜4時間で十分です。白米を炊くときもそれぐらい浸水させていたので、特に手間は感じていません。

食感も思っていたほど気になりませんでした。プチプチとした食感は雑穀米に近いですね。

4.ジュースを飲まない

誰が何と言っても、砂糖(精製されているー上白糖、グラニュー糖、三温糖など)は数ある食品の中で最強の毒です。

引用元:神尾哲男、「がんで余命ゼロと言われた私の死なない食事」、幻冬舎、2017年、85ページ

砂糖は本当に危険性が高いようです。なんとなく、砂糖は太るから体によくないということは分かっていましたが、サトウキビから砂糖を精製する時に化学薬品を使用していることなど、この本を読むまでは知らずにいました。

私はもともとスイーツはあまり好きではなく食べる頻度は少なかったですが、ジュースはよく飲んでいました。特に炭酸ジュースを好んで飲んでいましたが、今は炭酸水に置き換えることで、ほとんどジュースを飲まなくなりました。炭酸の爽快感を得るなら炭酸水で十分。余計な砂糖まで摂る必要はありません。

 いきなり完璧は無理だけど。

解決を一挙に目指すのではなく、マイナスを少しでも取り戻すために努力しようという気持ち。

引用元:神尾哲男、「がんで余命ゼロと言われた私の死なない食事」、幻冬舎、2017年、170ページ

体に良くないと知りつつ食べてしまっているものも、もちろんあります。カレールー、フルグラ、市販のドレッシング類、お酒。今の私にはこれらを100%排除することは正直難しいです。完璧を求めすぎて手も足も出なくなるようなことにならないよう、自分のペースでスタイルを確立していけたらなと思っています。

人生まだまだ先は長い。いつまでも旦那様と楽しく笑って過ごせますように。私の「死なない食事」にはそんな願いも込められているのでありました。

皆様もご自愛ください。

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